リンクエッジの今後の展望——“賢いギバー”として商いをつなげて他者の成功を実現し、150億円規模の企業へ【代表インタビュー】
創業13年目を迎えたリンクエッジは、4月にはメンバー数が50人を超え、更なる成長を続けています。そんな中昨年、ミッション・ビジョンをアップデートし、会社として新たなフェーズを迎えました。
常に変革主体となって枠を超え、顧客の成功とともに進化し続ける。
<新ビジョン>
インターネットで 商いつくる 商いつなぐ 商いひろげる
〜 インターネットを活用したマーケティングとテクノロジーの力で、泥臭くビジネスをつくったり、つないだりすることで、事業を大きくひろげる〜
そこで今回は、リンクエッジ代表取締役の川合幸治社長にインタビュー。ミッション・ビジョンをアップデートした経緯や、リンクエッジの今後の展望、展望を実現するために求める人物像などについて語っていただきました。
(※新ミッション・ビジョンについてはこちらの記事をチェック!)
時代の流れに合わせて会社を変えていく
――なぜ創業13年目のこのタイミングで、ミッション・ビジョンをアップデートしたのですか?
リンクエッジは常に時代の変化に合わせて会社の目指すところや在り方を進化させてきました。現代はとにかく流れが早いですし、会社の規模が大きくなりできることが増えてくれば、世の中における私たちの役割や目指すところが変わるのはごく自然なことだと思っています。
そのためミッション・ビジョンに関しても3~5年程度のスパンで見直し、古いものに固執せず“今”の状態により近いものを採用するようにしています。
今回も、メンバーが採用面接でリンクエッジの説明をしているのを聞いていて「あれ、最近は違うことを考えるようになってきたな」と感じ、会社のフェーズが変わったことに気付いてミッション・ビジョンを改めて考えるきっかけになったんです。ベースは従来のミッション・ビジョンのまま本質的に目指している方向性は変わらずに、直近の会社としての考えや大切にしていることを反映させて明文化することを意識してアップデートしました。
――具体的に、どういった考えが反映されたのでしょうか?
「他者(社)へギブする」という要素を強調するようになりましたね。
以前は「アフィリエイターファースト」を掲げていて、これは競合他社との差別化という意味でも大切にしているものなのですが、直近はもっと我々が主体的に事業を作っていくことで広告主の支援にも注力し、三方が今まで以上にWin-Win-Winの関係性を構築するようなことを考えるようになってきました。私たちから積極的にギブをして、相手が成功することによって私たちも成長していくという意味での“ギブアンドテイク”の関係性が理想的だなと感じています。
こういった考えは社内でも広がっていて、採用や教育の観点でも「“賢いギバー”になること」がメンバーの中にもだんだん根付いてきた感覚があります。もちろんどんな相手にギブをするかは都度真剣に考えなければなりません。「これから成長していく会社か?」「フィードバックを受け止め真摯に行動する人か?」を常に考えて見極め、相手が成功したときに一緒に喜べるよう支援していきたいですね。
――その他に、新ミッション・ビジョンを考える際にこだわったポイントはありますか?
わかりやすさと言いますか、メンバーたちへの浸透のしやすさといったことは考慮しました。
今回新ミッション・ビジョンを作る際、ITベンチャー企業っぽい格好いい横文字の単語を使用する案も出てきたのですが、どうしてもパッとわかりづらいように思えまして。それらしい理念を掲げるよりも、メンバーたちが日々意識できるかどうかの方を大切にし、シンプルでわかりやすい文言を採用するようにしました。
また、ITの目覚ましい進化が著しい現代ですが、業務の仕方や働き方がどんなにスマートになっても、ビジネスというものは必ず泥臭く小さな行動を積み重ねる必要があります。そういった愚直さのようなものも表したいなという想いがあり、あえて商売人らしい文言にしたところもあります。
マネジメント人材を増やして100人規模の組織を目指す
――新ミッション・ビジョンを基に、今後はどのような展望を具体的に描いていますか?
会社規模でいうと、5年以内くらいに売上150億円・メンバー100人程度の企業になることを目指しています。既存事業でも新規事業でもやりたいことがたくさんあるので、メンバーを増やして取り組んでいきたいです。
とはいえ今の「少人数制」というやり方が生産性という意味でも教育という意味でも上手くいっているので、闇雲に大量採用して急激に人数を増やすということは考えていません。マネジメントができる人材を今の倍くらいに増やし、それに伴って生産性を保ったままメンバー数や売上も倍程度にしていきたいですね。
それ以降のことはまだあまり具体的には決めていません。この目標を達成した時に、その時の会社の状況や世の中の情勢を踏まえて、最適な解を見つけたいなと思っています。
例えば少人数制がやはり大事だと思えば、子会社化して人を分配する形を取ったり、今の主軸事業とは別の事業が急成長していれば、そこにメンバーを投入したり。
会社が強く長く勝ち続けられるやり方を模索したいです。
――事業についてはいかがでしょうか?
既に触れてきたような「他者(社)の成功」や「商いをつなげる」といったことを意識した事業をどんどん興していきたいと思っています。具体的にはリンクエッジの主軸である成果報酬型ASP事業とシナジーが生まれるようなことをやっていきたいですね。
例えば直近力を入れているデジタルマーケティング支援事業では、リンクエッジで長年かけて得たデータやノウハウを使って、顧客の広告運用の支援をさせてもらっています。これはまさに他社を成功させる事業と言えますね。
他にも、成長が見込まれる企業への投資事業をしているのですが、資金面やマーケティング・広告面だけでなく、財務面を担ったりもしています。顧客の経営状況を見ながら共に成長戦略を考えることで、売上も信頼も上げることができれば、巡り巡って広告費も増やしてもらえたりします。これは顧客により深く入り込んで、投資をしたからこそ生まれる成功ですね。今後は投資先を増やしたりメンバーをもっと送り込んだりして関係性をさらに強化していこうと思っています。
このように、新規事業が主軸事業をさらに成長させるフックになっている構造を作り上げていっているところです。繋がり合っている事業が数多く社内に存在している状態は、競合企業にとっても参入障壁になりますし、自分たちも新たな挑戦をしやすくなりますね。
――展望を実現するために、どういった人材を採用したいですか?
リーダーとして、チームを引っ張っていける方に来ていただきたいです。
このごろ、会社の成長や安定はミドルの質にかかっているなと痛感しています。
リーダーのレベルが高ければ、メンバーの潜在能力を最大限引き出して、チームの生産性を高めることが可能になります。多くのリーダーが会社にいれば、優秀なメンバーの能力をさらに引き上げることも出来ますし、上手く長所が生かされていなかったメンバーの適切な活躍の場を見つけ出すことも出来ます。
一方で、近頃はマネジメントというものが非常に難しくなってきていて、以前のようにただ一定の業務ができてそれを教えられるようになればマネージャーになれるということはなくなってきました。部下の状況を業務面でもメンタル面でも把握して適切なケアをし、かつ変化に対応しながら先を見越して会社のことを考え、他部署との連携もしながら動くことが必要ですね。
新卒であれば、学生時代にリーダーポジションの経験をしていたり、役職はなくても周りを巻き込んでチームで動いて何かを実現した経験があったりする人に来ていただき、早い内から積極的に業務を任せていきたいです。中途の場合は、マネジメント経験を評価したいと思いますが、それこそどのように周りに働きかけてきたのかをしっかりヒアリングしたいと思っています。
リンクエッジに入社し“連続スペシャリスト”に
――社長が考えるリンクエッジの魅力や、リンクエッジに入ることで得られるものとはどのようなものでしょうか?
常に新しいものに触れられる環境なのは、かなり魅力に感じてもらえるのではと思います。
成長業界や流行りのもの、最新ツールなどにすぐにアプローチできるので、ビジネスマンとしても大きな強みになりますし、楽しさも感じられるのではないでしょうか。これらの変化の早さについていけることが前提にはなってしまいますが、常に自身が鮮度の高い状態でいることを好む方にはピッタリだと思いますよ。
あとは圧倒的な成長スピードの早さと経験の多さですね。
技術革新やAIの台頭といった変化スピードの速い現代では、一つの分野に強い“スペシャリスト”でも、多くの分野に浅く強い“ジェネラリスト”でもなく、多くの分野に深く強い“連続スペシャリスト”になることが必要になってきているということを肝に銘じなければなりません。
少人数で大きな成果を出せる体制なのがリンクエッジの特徴で、自律的に行動して成長することで成果が出しやすくなり、成果を出したら次の仕事や次のポジションが年次関係なく与えられます。一人ひとりが様々な業務をフレキシブルに経験できるので、連続スペシャリストになるチャンスがある環境と言えますね。
ビジネスの世界で戦い続けられる人材になりたい方にとって、「最先端の領域で連続スペシャリストを目指せる」というのは非常に魅力的なのではないかと思います。
――なぜリンクエッジに入社することで連続スペシャリストを目指せるのか、具体的に教えてください。
少人数であること、かつ異動や兼務を制限なく行っていることがポイントですね。
大手企業やメガベンチャーといった大人数の企業だと教育が画一的ですし、得られるスキルや経験もコモディティ化してしまっています。さらに昇格する年次や異動の時期が決まっていることが多いので、成長や変化のスピードがどうしても遅くなってしまいますよね。
少人数ベンチャーでも、リソースに余裕がなくて広く浅く色々なことをやらなければいけない場合や、スペシャリストになれても後任がいなくてずっと同じ職種のまま異動できない場合も多いので、連続スペシャリストになるのはなかなか難しいんです。
一方リンクエッジは、少人数で大きな成果を出しているので収益性が高く、かつ適切な人数を考え採用しているので、育成に力を入れることができています。個人の裁量が大きく、上司との距離が近いのでフィードバックの機会も多くて成長が早いですし、優秀なメンバーには他部署の異動・兼務もどんどんしてもらうので、他の企業と比較して同じ期間に経験できることが段違いに多いんです。
実際に、入社2年目でマネージャーになったメンバーや、エンジニア職とビジネス職両方を経験しているメンバーなどがいるのですが、前ポジションでの経験を新しいポジションに活かして成長スピードを加速させていますね。
短期間でその業務のプロになり、すぐに新しい領域にチャレンジできる。さらに各業務は必ず繋がっている部分があるため、全体的な視野も拡げてより成長することができる。そういった環境だからこそ、連続スペシャリストを目指せるのだと考えています。
――最後に、一緒に働く未来の仲間へのメッセージをお願いします!
リンクエッジは主軸事業を成長させながらも続々と新規事業を展開しており、時代に合わせて柔軟に考えを変えながら進化し続けています。そんな中で一緒にリーダーシップを取って事業を作っていってくれる方に来ていただきたいです!
ビジネスは短期で成果が出ることはなかなかないので、長期的な目線をもって活躍していただけたら嬉しいですね。
興味のある方はぜひご連絡ください!