成長志向と円滑なコミュニケーションが、より良いサービスを生み出す。そんなよいサイクルの生まれる組織であり続けたい【エンジニア:後編】
リンクエッジのエンジニアチームにパートナーとして伴走いただいている株式会社スタートアップテクノロジー 松井様と、エンジニアチーム飯田さんへのインタビュー。後編となる今回は、エンジニアチームの環境や組織風土について話を聞きました。
前編(協業の様子、プロジェクト内容)はこちら!
会社の垣根を越え、同じチームの仲間として “対等な立場” で協業を進める
――リンクエッジのメンバーとスタテク社のパートナーという立場のお二人ですが、普段の業務を進めるにあたって意識していることはありますか?
飯田:チームとしてさまざまな課題を一緒に見つけながら取り組んでいくという感覚なので、所属の違いを特別に意識することはあまりありません。
例えば実装タスクをお願いする際に、リンクエッジ側で完全に細部まで要件定義・設計をしてお渡ししその枠の中で要件を満たすように実装してもらうというよりは、より良い実装方法があれば提案してもらうこともありますし、お互いに意見を出しながら進めています。
その方がメンバー1人1人に当事者意識が生まれ、サービスとしてもより良いものになっていくと思うので、所属の違いに関わらず意見を出しやすいチームの雰囲気を作れるように意識しています。
松井:その通りで、「リンクエッジだから」「スタテクだから」という垣根なく協業ができていますね。
私がコミュニケーション面で意識している点としては、“対等な立場” であることでしょうか。私たちの方が経験が長く年齢も上であることから立場の違いが意識されてしまうと、コミュニケーションが活発でなくなってしまいますから。話しかけづらさを感じさせないよう特に注意しています。
また新しく学び始めた方、取り組み始めた方に対して、自分たちにとっての “当たり前” を求めないことも大切かなと。例え自分にとって基礎だと思えることでも、相手にとってはそうではないかもしれないので、「そんなことも知らないのか」ではなく「知らなかったならこの機会に身につけましょう」と建設的な取り組みをしていくように意識しています。
小さな悩みを共有し合い、課題を忌憚なく指摘し合える関係性が築けた
――コミュニケーションをとり関係を築いていくために、チームとして行っている取り組みはありますか?
飯田:『技術勉強会』を隔週で実施しています。メンバーの持ち回りによる自由なテーマでの発表とそれに対する議論を行い、業務で扱った技術や個人的に学んだことなどを互いに共有し合っています。
他にも毎朝の朝会を両社合同で行ったり、マネージャーとの定期的な1on1があったり、メンバー同士での食事会を設けたり……コミュニケーションを活発にすべく、テキストだけではなく顔を見ながら対話できる機会がたくさんあります。
またリモートでのコミュニケーションはslackを使っているのですが、雑談から業務で取り組んでいる内容、悩みまでメンバーに気軽に共有できる場として、一人ひとりの『Timesチャンネル』があります。「質問をするほどではないけれど困っている」ようなこともオープンにでき、それに対して知見を持つ方がいればアドバイスをくれるというコミュニケーションも生まれています。
松井:今までさまざまな環境で働いてきた経験上、職場の風通しが悪いと「重要な問題なのに誰もそれに触れられない」ということが起こりやすくなってしまうなと思っています。それはゆくゆくは事業にとってもマイナスになってしまうため、こういった取り組みでできる限り発言のハードルを下げていきたいところです。
――現段階で実感している取り組みの効果はありますか?
飯田:Timesチャンネルのおかげで、リモート環境下でも「他の人が今何をやっているのか」が見えやすくなりましたし、実際に私が投稿した小さな悩みがメンバーの「こうしてみたらいいのでは?」というアドバイスのおかげで解決したこともありました。
エンジニアリング組織では特に「自分でしっかりと調査しきってから質問しないと」とハードルが高くなってしまいがちですが、気軽に吐き出してみることでものごとが上手く進み出すこともありますから。その手段ができたことはよかったなと思っています。
一人ひとりのTimesチャンネルで気軽に質問や雑談ができる!
松井:セキュリティインシデントや広告事業に関係するアップデートなどの情報も、スピード感を持って共有できるようになりましたよね。
飯田:松井さんからはこれまでのご経験や、エンジニア同士の繋がり、ご自身で行われているコミュニティ活動などから得られた情報や知見を、さまざま共有してもらっています。
技術勉強会ではAWSの機械学習系のサービスをテーマに発表してくださり、「何かリンクエッジにも取り入れて活かせないか」と議論が盛り上がりました。若手メンバーは特に、スタテクから共有される興味深い知見や最新の情報に大きな刺激をもらっています。
隔週で実施する勉強会で知識をインプット!この回はインフラの冗長化について議論が盛り上がりました!
松井:これらの取り組みを通し、経験年数やポジション、スキルといったさまざまな違いのあるメンバーが集まる組織において、その垣根なく関係性を築けてきた感覚があります。
先日実施した『インフラ移行プロジェクト』の際には、リリース直前に重大な課題に飯田さんが気がつき、指摘してくれました。そういった指摘を忌憚なくしてもらえるのは、風通しのよさがあってこそのことだと思いますし、それが何かトラブルが起きてしまうのを未然に防ぐ意味で非常に重要なのではないかなと感じますね。
飯田:そうですね、「少し気になることがあるけど、自分が知識不足なだけで的違いかもしれない…」という思いもありましたが、年次に関係なくちょっとした疑問から提案まで発言しやすい空気があったからこそ、お伝えできたのかなと思います。
よい空気のチームをつくる努力を、みんなで重ねていきたい
――今のエンジニアチームの環境や風土について、どのように感じていますか? 率直な思いを聞かせてください。
飯田:日々の業務の中で本当にコミュニケーションがとりやすい環境だなと感じますし、そのおかげで自分がやらなければいけない仕事自体に集中して取り組めています。
成長意欲が高いメンバーが多いので刺激を受けますし、みんながチームやプロダクトをよくしようという前向きなエネルギーが流れています。
そんな職場は探してもなかなか見つからないのではないかなと、恵まれた環境のありがたさを感じますね。
松井:仕事でのコミュニケーションでストレスを感じると、巡りめぐってプライベートにも悪影響を及ぼしますし、そうすると結局はそれが仕事にも悪影響を及ぼして……と負のサイクルになってしまいかねません。
今のエンジニアチームはそうではなく、遠慮のいらないよい空気感の中でコミュニケーションをとれて、だからこそ仕事にも前向きになれて、前向きだからこそ成果も出るといういいサイクルが生まれる環境だなと思います。これを維持していきたいですね。
「明日からプログラミングのプロフェッショナルになってください」というのは難しかったとしても、「よい空気のチームをつくっていこう」ということなら誰でも、明日からでもできるはずですから。みんなでその努力をしていきたいです。
またスタテクとして、プログラミングスクール『RUNTEQ』でエンジニアチームのカルチャーについての教育を行う中で培ってきた知見や共通認識も活かしながら、よいチームづくりに貢献していければと思います。
――それでは最後に、一緒に働く未来の仲間へのメッセージをお願いします!
松井:リンクエッジは、事業において社内リソースだけでは足りない部分で私たちのような外部パートナーの力を上手く活かしながら、しっかりと一人ひとりが価値発揮できる環境づくりに取り組まれているところが素晴らしいなと感じます。その価値観やカルチャーに共感できるエンジニアさんには、ぜひおすすめしたい会社です。
飯田:私のようにエンジニア経験が浅くても、手を挙げればどんどん任せてもらえて、自分次第でアプリケーションからインフラまで幅広い領域を経験できます。
さらにスタテクのような経験豊富な方との協業で学ばせてもらったり、ビジネスサイドと一緒に新規事業を考えたりする中で、エンジニアとしての幅をさまざまな方向へ広げられる可能性のある環境です。
一緒に成長していける仲間を募集中ですので、ぜひ興味がある方はお話ししましょう!